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2005年6月16日

ふたつのスピカ 明日を見つめて

冒頭、宇宙服を着て遊泳してしているシーン。

アスミの声がかぶる
お母さんアスミだよ。
星になったお母さんに会いに来たんだ。
自分でロケットを運転して来たんだよ

私ね、お母さんにたった一つの事が言いたかったの、
言うね、
お母さん私を産んでくれて、、ありがとう

いきなり現在に戻る。
アスミに続き、圭、秋、フッチーまでもがA地点から離れて行くのを知った万里香。
どうやら自分を探しに戻っているらしい事に気づく。
私を探してくれている人がいる。
たったそれだけの事がこんなにうれしいなんて

探してくれる人のため、いや自分のためにポッドのあった場所まで戻ろうと教官達の目を盗んで走り出す万里香。
やっぱり、探されてるなら見つかってあげないとね。

それに気づいた西田先生(体育教官)
「行くがいい、宇喜多。
あとで5人まとめてたっぷり絞ってやるからな」
いいねぇ先生まで熱血してますねぇ。
このサバイバル訓練の結果で宇宙飛行士になれなくなると懸念していたブログが幾つかあったが、この一言でそんなことはないということがわかるだろう。

いくら地図とコンパスがあるからといって、ポッドのあったところまで戻れる万里香も実は意外と凄い事がわかる。
だって、あそこから自分で病院に行ったわけではなく、多分気絶しているところを助けられて病院に運ばれたわけで、どこを通ったのかはわからなかったはず。それを意外とあっさり戻れてしまう万里香はやっぱり凄い。

途方にくれてアスミにもらった食料を食べようとする府中野。
圭がそれに頑なに反対する。
そんなやりとりを見ての秋
僕達全員カモメちゃんには敵わないってことさ
アスミの影響力の大きさが窺われる。
みんな知らず知らずアスミ中心に動いているのである。
それが不快ではなく、むしろ心地いい。
本当にいい友達に出会えてよかったねぇ。アスミちゃん。

一番大切なのは自分の心だよ
最初はかさねちゃんの声で
二度目はアスミの声で、万里香の心に響く。

アスミを探す三人は、アスミが付けていた目印の矢印を見つける。
コンパスを持っていないアスミが付けた目印だと気づく秋。
これもアスミだけコンパスがないのはイジメか。見たいな意見もあったようだが、単なる偶然だと思います。というか演出的に盛り上がるからだと思ったりもしています。
そしてこれがアスミを見つける最善の策だと、その矢印をたどり、万里香のポッドへ行く事を選ぶ。

ポッドのところで待っていた万里香だが、アスミにしては遅すぎると感じて、何かあったのかも知れないと自分からアスミを探しに動き出す。
まさに大切なのは自分の心です。万里香さん。
いままで、常に受身だった万里香が初めて自分の心に正直に積極的に動き始めた。
もう万里香はきっと大丈夫。自分を見失ったりしないだろう。

河原で倒れているアスミ。万里香のところに行きたいのに体が動かない。
自分の力のなさにうっすらと涙を浮かべている。
そこにライオンさん登場。心配そうなライオンさんに
最初は大丈夫と強がっていたが、自分の行動が無駄だったのではとすぐに弱音を吐いてしまう。

すかさずライオンさん
本当にそう思っているのかい。自分の心に聞いてごらん。
おチビちゃんが自分で決めて行動した事に無駄なことなんか一つもないさ。
いいかい、おチビちゃんがこれまでにやってきた沢山の事、これまでに出会ってきた沢山の人。
その全部が君という宇宙を形作っている星なんだよ

「星?」聞き返すアスミ
圭ちゃんも万里香ちゃんも府中野くんも鈴木くんもみんな君にとっての星なんだ。
無駄な星なんてあるわけはないだろう

さすがライオンさんどんな話でも宇宙や星の話にしてしまう。
その例えが一番アスミの心に響くからなのか。どっちにしろ二人とも宇宙バカであることは変わりあるまい。

そして、ライオンさんが意を決した様にハーモニカを見せる
そして今ならおチビちゃんの仲間にもきっと聞こえる

アスミの後を追っていた三人も最後の目印を見つけてしまい途方にくれていた。
そこにかすかにハーモニカの音が流れる。
はじめに気づくのは府中野。この辺はアスミとの付き合いが長い分の一日の長というか。良く気づいたフッチー。

万里香にも聞こえる。
その時、過去のいやもう一人のまりかの記憶の断片が甦る。
小さい頃のらいおんさん、ロケットの秘密基地。刻んだ文字。
らいおんさん」つぶやく万里香。

圭にも秋にも聞こえ始める。
昔のアスミとの思い出が府中野の脳裏を過ぎる
聞こえるもん、ライオンさんのハーモニカ
お父さんとライオンさんはただにしてあげます
ライオンさん」つぶやく府中野。
鴨川のところへ行こう」と自信たっぷりに歩き出すフッチー。
ライオンさんの存在をどこまで信じていたか知らないが、フッチーここでアスミはライオンさんと一緒にいることを確信しています。
さすがフッチーです。ここで秋には負けていられないでしょう。

ハーモニカの音に誘われたどり着いた河原で、倒れているアスミを見つける万里香。
最初「鴨川さん」ついに「アスミ」と叫んで近寄って行く。
遂にアスミって名前で呼べましたね。

ここで、いきなりアスミも、万里香も子どもの姿に。
一瞬今までの事が小さい頃川に落ちた時のアスミの夢でした、なんて夢オチかとも思ったのだが、純真な純粋な、素直な気持ちの現れが子どもの姿にしたのでしょう。

初めてアスミって呼んでくれたね。
やっぱりマリカちゃん笑ったほうがかわいいね

そう、万里香ちゃんは笑ったほうがかわいいに決まっている。
笑える事は幸せな事なのだから。
アスミに今までの自分の気持ちを語る万里香。本当に酷い事を言ったと謝りたかった心から謝りたかったのだと。

三人も子どもで登場。
喜び合う5人。

一人一人が宇宙飛行士になりたい理由を語り出す。

近江圭
ほとんどの人が地球しか知らずに人生を終えるのがちょっとくやしいなぁ。
アポロが月まで行って撮ってきた写真を見たときなんだか不思議な気持ちだった。
月の世界でもちゃんと写真は写るんだ、そこは実在する場所なんだって。
私も月へ行ってみたい。月で写真を撮ってみたい。
そんな憧れから私は宇宙飛行士の道を選んだのだと思います

鈴木秋
僕が宇宙に行きたいのはね、そこに宇宙があるから、そこに星があるから。
理由になってない?それでもいいんだ。僕は初めから用意されたものは欲しくない。
欲しいのはまだどこにもないもの。
そういう性分なんだから仕方ないさ。誰よりも近くで星が見たいんだ

府中野新之介
何を仕出かすか分からない奴がいて、そいつにはいつもハラハラさせられる。
傍で見張ってないと危なっかしくて仕方ない。
そいつが宇宙飛行士になるなんて言い出したとしたら、しょうがない。
毒を食らわば皿までだ。
そんな理由で宇宙を目指す人間がいたりするかもしれないよなぁ。
俺の事じゃないけどさぁ

宇喜多万里香
私の居場所は、この地球にはないと思っていた。
友達と遊んだことも家族と笑いあった事もない私にとって、冷たい人間の世界よりも窓から見える星空のほうがずっと身近で、うんと優しかった。
もう一人の私の事を考えると自分の存在がなくなってしまいそうで、こんな思いをするくらいなら宇宙に一人きりでいるほうが遥かに幸せだと信じていた。
そう、アスミと出会うまでは

知識はともかく、圭ちゃんが一番まともな理由だよね。
秋は、お金持ちのおぼっちゃんらしい理由。ただそれを貫くために親と対立してしまったわけで、最初の理由はともかく本気度はある。
フッチーは本当に思っていた通りの理由ですね。アスミが気になって仕方がない、そのアスミが気にしている宇宙についても気になってしまったんでしょうね。
万里香は誕生の謎もあるからか、変にスケールが大きいイジケ方ですね。
地球にはとか、宇宙に一人でとか、でも宇宙には一人の力では行けません。
一人になるためにみんなの力を借りなければいけないという、矛盾を抱えてしまいます。
でもアスミと出会えてしまったのです。幸か不幸か。
もう万里香もアスミ教の信者です。

ライオンさん
オレから言う事はもう何もない。
おチビちゃん、これからの時代は君達のものだよ

ライオンの被りものを脱ぐ。そして、
消えて行くライオンさん。ハーモニカだけが地面に落ちて行く。

このとき、5人は子どもから現在の姿に戻る。
過去から現在、そして明日へ。
ライオンさんが象徴する過去。そのライオンさんは消えて行った。
アスミたちにも過去は存在する。その過去はライオンさんのように消えてしまったりはしない。
だが、若者は過去に縛られていてはいけない。
現在を、そして明日を見つめて生きるものなのである。

それをライオンさんは伝えたくて今まで残っていてくれたのではないだろうか?

そして
鴨川アスミ
私の夢は宇宙飛行士になって、圭ちゃん鈴木くん、府中野くん万里香ちゃんと一緒に宇宙へ行く事です。
そして宇宙にいるお母さんに、こんなふうに話しかける事です

お母さん、アスミだよ。
私ね、お母さんにたった一つの事が言いたかったの

子どものアスミが『言うね
小さい頃と現在のアスミ二人で同時に
お母さん、私を産んでくれて、どうもありがとう

他の4人が子どもの頃のことを話していたのとは明らかに違い(万里香はちょっと現在入っているが)現在の姿で現在の夢をアスミは語っています。
冒頭のセリフとまったく同じようだが、微妙に違っています。あれは未来の姿ならいいですね。
過去は捨てられない。だが過去がなければ現在もない。だから明日に向かうために過去と向き合う必要がある。

時は無限に繋がっているのです、宇宙のように。

最後はみんな仲良くしてましたねぇ。
ライオンさんの域までいくためにもアスミにはハーモニカをがんばってもらわないと(^^ゞ

彼等のこれからに幸多からん事を願って(了)

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コメント

振り返ると今回は今までのメッセージ集的なところもあったのかなあと思いましたw
1つぐらいちゃんと身に着けたいものです。。。

投稿: 元ゆうき | 2005年6月16日 06:58

今と過去とを行き来しながら話が進んできた「ふたつのスピカ」。
昔と今の二人のアスミが一緒に思いを語る最後のセリフは、いろいろと辛い事もあった過去と今を乗り越えて、友人たちと明日へ向かうという未来へ向けたメッセージだったかななんて思いました。

語り尽くされていない点も色々ありましたが、自分でいろいろと考えてみる余地があるというのもいいかなと前向きに考えてます(^o^)。

投稿: くあい | 2005年6月16日 08:15

最終回もおもしろかったですね。
いいセリフがいっぱいでした。

投稿: honey | 2005年6月16日 13:49

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