カテゴリー「蟲師」の26件の記事

2006年6月19日

蟲師 BSフジ版第6話(第26話最終回)

「草を踏む音」

山の地主の息子の沢。
沢の山には、毎年ワタリと言われる集団が五月雨のころやって来て、雷雨になるころ去って行く。

この山の霧は、毎日某かの色をつける。見える人にしか見えないが。
これは光脈の影響だそうだ。

そのワタリの少年イサザと仲良くなった沢。

イサザたちは、光脈を辿って旅をして、蟲師たちに、蟲の噂や光脈筋の変動の情報を売って暮らしていた。

沢は、イサザに白い髪をして翠の目をした少年のうわさを話した。

翌年、イサザたちのなかに、その少年・ギンコがいた。

イサザたちが山に留まっているとき、沢の父が亡くなる。
沢は、親戚に山を奪われてしまう。せっかく山の自然を守りぬいてきたのに、山が荒らされると悲嘆に暮れる沢に、イサザは山の様子がおかしいと、光脈もずれはじめたと、山に気をつけろと言いのこし、山を去っていった。

連れていってくれと言う沢に、長老にあわせてやるといってくれた、その朝に。

ギンコも蟲を寄せる体質が災いして、イサザたちからわかれて蟲師に預けられていった。

それから半年、山は火を噴いた。
十数年経ち沢たちの努力により山に緑も戻り始め、収穫も上がるようになってきたが、まだ霧は白いまま、色はつかない。それに身体の弱い子どもばかりが生まれてくるようになっていた。

そこに、病を治せると言う蟲師がやってきた。
ギンコだった。
ギンコはイサザから、この里のことを聞いて来てくれたのだった。

イサザはいまでも光脈筋に沿って旅を続けているそうだ。

滝壷だった沼には、元ヌシだった大ナマズがまだ泳いでいる。

最終回らしく?ギンコはほとんど登場しないお話でした。

ワタリという人たちは、自然そのものの象徴のような存在かもしれないですね。

ただ今回一番印象に残ったのは、墨絵のような朝顔の絵でした。
なんてことはないカットだったんですけど、妙に印象に残りましたね。
朝顔の葉ってそういえばあんな形だったなぁと思い出していました。

ところで、イサザ役は小清水亜美さん。
蟲師は子供は子役さんが声を当てるのが決まりのはずなんですけどね。
微妙な年齢といえばいえますが、それでも重要な役だったので小清水さんだったのかなぁと思います。

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2006年6月12日

蟲師 BSフジ版第5話(第25話)

「眼福眼禍」

”私の世界にあるものは、匂いと音と味と手触り、それで全部。それで十分”

「見れば天井一面に 垂れ下がる黒髪の如きもの それが夜な夜な伸びてきて 鼻に入って眠れぬという」
琵琶でひきがたりをする周(あまね)に出会ったギンコ。

その周は眼福を見たという。

父が蟲師で、目の見えなかった周のために目が見えるようになる蟲といわれる眼福を探していた。そして、ついに眼福を見たという男の目玉を手に入れてきた。
しかし、その目玉から蟲が逃げてしまった。
それから1ヶ月、周は山で、光る花をみた。それが眼福だった。

周の目はみるみる見えるようになる。
だが、だんだんと見えるはずのないものまでが見えるようになる。
壁の向うがわ、その先の山脈、そのずっとさきの海までという感じで。

あまりに見えすぎるので瞼を閉じるようになったが、今度は人の未来や過去が見えるようになってしまう。そして、その見た未来はどうやっても変わらない。

それで人を見る事をやめた、しかし目を閉じていても外が見えるようになる。
そして、父がいなくなり、千里眼で父が倒れているのを見つけて、父を探しに旅に出た。
父の骸をみつけたあとは、里に帰らずいまの生活を続けている。

ついに、今まで見えなかった自分の未来も見えるようになった。
それによれば、目玉が自分のものじゃなくなり、土にもどり、そして次の目をまつ。

そしてついに目が取れた。
光を失うのは恐ろしい、でも光しかない世界も恐ろしい。

「先が見えないことがうれしい」と周は去っていった。
眼福の治療法はいまだなし。

千里眼の話ですが、未来が決まっているというのはたしかに怖いことです。
それでも人は未来を知りたがる不思議な生き物です。

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2006年6月 6日

蟲師 BSフジ版第4話(第24話)

「篝野行」

”火を焚け夜が来る。火を灯せ闇が来る。火を隠せ骸から生まれし火が紛れ込む”

蟲師・野萩の村に新種の蟲があらわれたということで、やってきたギンコ。

その蟲は、開墾していた原の溶岩岩の亀裂から生えてきた草。
3日で原に生い茂り、花から毒を吐き周囲の草を枯らし始めた。
そして山全体にひろがり、村に迫ってきた。

村を守るため、山を焼いてしまう野萩。
それはあらたな難題の始まりだった。

焼けた草から”影火”が現れたのである。
影火は雨や寒い日に現れ、火だと思って近づいた人の体温を奪う。
あたたかな日は壷の中、木の虚などの狭い所に姿を消して潜んでいる。
ぬるいと感じる火は影火。気をつけていれば大丈夫だと村人を励ます野萩だったが、自身は、その影火を吸い込んでしまっていた。

影火の実態は、”火種”という蟲。
あの草の蟲は火種の幼生だった。

その冬、野萩の村では影火の被害が続出。
野萩も吸い込んだ影火がどうも寿命を全うしたらしく、腑に新たな草の芽を植えつけられていた。
そして時折、口からその草の葉を吐くようになった。

寿命を全うした火種の骸からあの草が芽をだすのだ。

自分の命が短いことを悟り、ギンコに村の事をたのもうとする野萩。

だが、ギンコは対処法を考え出していた。
火種の幼生に本物の火を与えると成体になる。
なら、偽の火つまり影火を与えたらどうなるか?
あの草を退治するのは、影火で焼くしかないと。

影火を通した食べ物にも同じ効果があるはずと、その食べ物を野萩に食えという。
野萩の腑も焼くことになるが、徐々に腑に根付いた草も焼かれて行く事になる。

野萩は、これからも草を吐き、腑を焼きながら、里を守りつづける。

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2006年5月30日

蟲師 BSフジ版第3話(第23話)

「錆の鳴く聲」(錆は正式には金へんに古い字の青(月が円になっているもの))

人の皮膚が錆びる病がずっと続く村。
原因は、「野錆」という蟲。
普通は屍骸などを食しているのだが、異常に繁殖しており、生きた人間にまでついてしまったようだ。

その異常繁殖の原因が、娘・しげ。
しげの声が野錆の出す音を何百倍にも大きくしたような音を含んでいた。
しげはこの声が原因だと気付いた4歳の時から、ずっと声を出さずに生きてきた。

それでも病の原因と忌み嫌われ生きてきた。
そんなしげに優しくしてくれるのは、2年前からこの村に来ていたテツだけ。
テツはこの村に来て日が浅いこともあるが、病にかかっていなかった。

テツが一人休んでいた場所から、ギンコはこの病を治すヒントを得た。
しげとテツを峠に向かわせるギンコ。
しかし、二人は、雪に足を滑らせ谷に落ちてしまう。
しげは、テツを助けたい一心で、10年もの間封印していた、声を出し叫ぶ。
この声が山々に木霊したとき、野錆がすこしずつ散り始めるのだった。

ギンコがやろうとしたのはまさにこれだったのだ。
野錆はどうやら潮を嫌うらしい、漁村生まれで、この村にきてからも潮風にたびたびあたっていたテツはそれで病にならなかったのだ。
そして、野錆がしげの声に釣られて集まるのを利用して、潮風のくる峠でしげの声を出させて、山に誘い込もうとしていたのだ。

この村では暮らしていけないかもしれないが、海の近くの、テツの故郷ならしげも普通に暮らすことが出来る。二人は一緒に暮らすことになる。

ただし、野錆を全て村から排除するには、何度もこれを繰り返さなければならない。

その後、この村から病は徐々に減っていったそうだ。
そしていまでも、あの声が山々に木霊するのを聞くことがあると言う。

錆って海の潮が大好きな気がするのだが、これはその逆。
こういう発想はなかなかさすがです。

今回はかなり珍しいハッピーエンドに近い話ですね。
しげが幸せに暮らせているようで嬉しいです。

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2006年5月23日

蟲師 BSフジ版第2話(第22話)

「沖つ宮」

”も一度私を産んでおくれ
また逢いたいのだ
また、この美しい海を見たいのだ”

島の沖に浮かぶ岩の下に竜宮といわれる海淵がある。
そこで命を落としたものは、まったく同じ姿でもう一度うまれてくるのだという。
それが”産み直し”

澪の娘イサナも産み直しだという。
澪の母は病で余命幾許もなしというときに、父により竜宮に沈められた。
その後の望月の夜に竜宮より流れてきた卵を一粒飲まされ、身篭った子がイサナ。
澪の母の産み直しだという。仕草も性格もイサナは母にそっくり、いや母そのものだという。

それが本当なら、
”失った愛しい者を取り戻せる島
望めば永久に別れずに済む島
まさしく楽土?”

その卵からギンコは、全ての生物の元になる胚を見つけた。
どうも某かの蟲が人間を食い、胚にまで戻すのではないかというのが推理。

嵐の夜、船でながされてしまう澪。
竜宮の光に取り込まれそうになるところを、イサナとギンコに助けられた。
ギンコは逆に蟲たちに取り込まれそうになるも、ふいに蟲たちの動きがとまって助かる。
気付くと嵐は止み、月が輝いていた。
どうやらこの蟲は望月の光の日に産卵するため生物を食らうのをやめたようだ。

生き物の生きた時間を喰う蟲。
別れ際イサナに澪を助けるとき躊躇が無かったなと尋ねた。
「生きた全部を誰かにあげるくらいなら、母さんのまま死んでしまうほうがまだいい」
と、澪の母が死ぬ前に言った事とまったく同じことを答えたイサナだった。

これを聞いて、澪は何か吹っ切れたようでもあった。

満月の夜の珊瑚の産卵と、生まれ変わりと神秘的なものをあわせた感じの物語でした。
そして、永遠の命を持つ意味、死ぬことが出来る意味を考えさせてくれる内容でしたね。

何回も書いている途中でかっとぶから、ちょっと書いては下書きで保存し、次また書いて保存ってしたのに、最初に保存した所に戻された。いったいあの数行はどこへ消えたんだorz

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2006年5月16日

蟲師 BSフジ版第1話(第21話)

「綿胞子」

”ワタハキ”
それは、緑色の綿のような姿で空中を彷徨い、身重の人の体内に入り卵に寄生する。
生まれてくるときはヘドロ状だが、すぐに天井や床下に逃げ込む。
そして一年ほどすると赤子の姿の”ヒトダケ”を人の親元へ送りこむ。
それから半年ごとにどんどんヒトダケを生み出し送りこんでくる。
ヒトダケは本体へ養分を送り届けるための存在に過ぎず、数年で死に至る。
そして死ぬと大量の種を吐き出す。

人間への影響を考えると、ヒトダケが死ぬ前に殺して焼き捨てるのが最善。
だが、このヒトダケに魅入られた夫婦、とくに妻あきにとって息子を殺すことなど出来ないことだった。

ワタヒコと名付けられたヒトダケたちは、それを察知し、自分たちが殺されないために知恵をつけはじめ、言葉を憶えより人らしく振舞うようになった。

どうしても殺させたくないあきは、ギンコを刺す。
それでもギンコはワタヒコたちを殺そうとしたのだが、彼等のほうが先手を打った。
なんと、家に火をはなったのだ。
ワタハキは、本体が非常事態に陥ると、種を残すためにヒトダケが姿を変えて長い眠りに入る。それを実行したのだった。

本来は、それを本能的に憶えているのだが、彼らは知恵をつけ言葉を覚えたことでこの種を守る方法を忘れていた。
思い出したのは、他でもないギンコの巻物を読んだからだ。
知恵をつけたことにより忘れていた事を、知恵により思い出した訳だ。

炎の中で消えて行くワタヒコたちを見て泣き崩れるあき。
焼け落ちた家の中から、ギンコは彼らの代わりはてた姿を探し出し、持ち去った。

あきには、嘘をついて偽ものを渡して。
彼女には生きる望みが必要だったのだから。たとえ彼女の息子はすでにいなくなったとしても。

ワタヒコたちは知恵をつけたからなのか、本来なら眠りに就くはずなのに眠らずにヘドロ状体を維持したまま言葉も話していた。
もしかしたら、ワタハキの進化の瞬間を目撃することになるのだろうか。

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2006年5月 9日

蟲師 ダイジェスト

BSフジで来週から本格的にスタートするということで、地上波版のダイジェストを。
ダイジェストっていうよりは、蟲師の紹介ってイメージのほうが強かったですね。

まずは監督のインタビュー。
原作に惹かれてアニメ化したそうです。原作の魅力を失わないようにアニメ化する苦労もあるみたいですね。

蟲の説明に、登場して来たキャラクターの魅力。

音楽は、劇場版クラスのクオリティを目指して作ったそうです。
美術は、和風を基本に、毎回内容にあったテーマカラーを設定しているそうです。
綺麗な映像だと思っていたけど、言われるとなるほどって思いました。雪景色が綺麗だったり、緑深い景色だったり、同系色を上手に使い分けている感じはしていました。

音響のこだわりは当然声優。子供の役は本当の子役さんを使うのが蟲師のこだわりみたいですね。
子役さんを使っているのに、アフレコ風景ではまだ絵コンテクラスの映像でした。
絵があるだけましなんだろうけど。

かなりしっかりしたスケジュールで作っていると思っていただけに、ちょっと驚き。
蟲師ですらタイトなスケジュールで作っていたんですねぇ。

ということで来週からBSフジ版蟲師がスタートするわけですが、時間がARIAと被るんですよねぇ。
どっちも見たいということは、どっちか生で見るしかないんですよ、わたしの旧時代的アナログ環境では。
どうするべきか困ったもんです。

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2006年3月12日

蟲師 第20話(とりあえず地上波最終回)

「筆の海」

とりあえず今回で最終回です。
しかし、番組の最後に、
21話以降はBSフジで5/12(日)25:00~25:30に放送と出ていたので、
アニメ自体はインターバルを置いて続くようです。
なぜにBSなのかは分かりませんが、フジテレビは本当に深夜アニメをいつもいつも途中でぶち切る名人ですね。ここまで徹底しているといっそ腹も立たなくなってくるから不思議です。

禁種の蟲(他の生物をすべて殺そうとする蟲)を封じた人間の末裔。
右足に墨色の痣を持って生まれた少女・淡幽。実に四代目の筆記者だった。

最初に封じた女は、この禁種の蟲を身重の状態で封じた。
それにより全身墨色になり、赤子を産んだ後なくなった。

禁種の蟲を封じることは出来ても殺せない蟲(というより殺す方法がまだ分からないというほうが正しいのだろうか?)しかし眠らせることなら出来る。
その方法は、蟲師の蟲を屠ってきた話を聞き、それを紙に書き写すこと。
この話自体がこの蟲には堪えるらしい。書き写すことで体から少しずつそちらに移動していくということである。
だが、その時には、淡幽には激痛が走る。
まさに命懸けの作業なのである。

淡幽は、優しい性格である。
いくら自分のため人類のためとはいえ、蟲を屠ってきた話、つまりは殺生の話には心が痛んでいた。
そんなとき現れたのが、ギンコだった。
ギンコは、蟲を殺さない話も聞かせてくれた。

ときどき、書いた文字列の封が解けて逃げ出すことがある。
だがそれを元通りに写し直すことでまた封じることが出来る。

これはすべて今までの話を覚えているということで、それはそれで凄い能力なのだが、それだけに、それこそ数え切れないほどの殺生の話を全部覚えているという事になる。
たしかにそれは、人間として耐えがたい苦痛じゃないだろうか。

それを必死に耐えつつ、新たな殺生話を激痛と共に書き記さなければならない淡幽の精神力の強さがすごい。

もしも蟲を全部眠らせることが出来て、足が動くようになったらどうしたい?
とギンコに訊かれた淡幽の
「おまえと旅がしてみたい」
という答えには、切ない思いが伝わって来た気がします。
どちらも相手を大切に思ってる、恋心にも似たものが感じられますね。

ギンコの話を紙に写す時、足の痣から出た文字列が全身を巡り、指先から紙に移っていく、あの映像にはゾクリとしました。

言葉は言霊ともいいます。発した言葉には魂が篭っているということです。
当然、文章にも魂が入っているでしょう。
ただの文字列かもしれませんが、それを読んだ人間にとっては掛け替えのないものになるかもしれません。
魂が揺さぶられる、そんな表現があっているでしょうか?
まさに今回の話は魂が揺さぶられる話でした。

最後はこの言葉で締めたいと思います。
いつかギンコと仲良く旅をする淡幽を信じて。
「蟲に侵食されながら、蟲を愛でつつ蟲を封じる。そういう娘が一人いる」

追記:コメントで淡幽の字が間違っているのを指摘されたので訂正しました。
ちなみに探幽って書いてました。
淡幽さんならびに、淡幽ファンのみなさま どうもすみませんでした<(。_。)>

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2006年3月 5日

蟲師 第19話

「天辺の糸」

清次郎の家の子守りの少女・吹は、日ごろから蟲が見える人間だった。
そんなとき、河原で空から垂れ下がっている不思議な糸を見つける。
そして、その糸を掴んだ途端、空に舞い上がり消えてしまった。

山の中を歩いていたギンコは、木の上にいた吹を見つける。
吹は記憶をなくしていたばかりか、普通の人間には見えない存在になってしまっていた。
それをなんとか薬を飲ませて、なんとか記憶を取り戻した吹は、里に戻る。

だが、すでに変わりの子守りが雇われていて、吹の戻るべきところはなかった。
そんな吹に清次郎は、結婚してくれとプロポーズする。
だが、身分が違うわけで、親に反対されてしまう。

吹が掴んだ糸の正体は、「天辺草」という蟲。
普段は尾のついた風船のような姿で、光脈筋の上空を飛んで、空中の微小な光を帯びた蟲を食って生きていて、それが夜には蛇行する星のように見えるという。
別名「迷い星」

稀に上空の餌に不足すると、釣り糸のごとく地平近くまで触手を伸ばしてくる。
それが糸のように見える。
それに動物が触れると巻き上げてみるも飲みこめずに上空近くで放してしまう。
普通はこれで地上に激突して死んでしまうが、吹は運良く木に引っ掛かったのだという。

だが、吹の手にはまだその糸が残っており、空と繋がっている不安定な状態が続いている。吹が本当の人に戻るためには、薬だけではなく、本人の人でいたいという想い。
それには清次郎の存在が絶対に必要、吹の居場所を作ってやれと言い残してギンコは去っていった。

だがギンコに届いた文には結婚の報告が書いてある訳ではなく、吹が再び消えてしまったことが書かれていた。
再び里を訪れたギンコに清次郎は、
なかなか親の承諾が下りず吹に肩身の狭い思いをさせていたら、だんだんと体が軽くなり地面に留まっていられなくなっていった。
そしてついには閉じ込めていた部屋の中から忽然と消えてしまったのだと、話す。

だがギンコの目には、吹がまだその部屋の片隅に幽かに存在しているのが見えた。
吹は存在を否定されて居場所がなく人の姿を保てなくなったのだが、辛うじて清次郎への想いから留まっていたのだ。

人に戻せるかどうはお前次第と言われた清次郎は、どうすればいい化悩む。
そんなとき、吹と話した星の話を思い出していた。
「昼間に星は見えないけれど、見えないだけでそこにちゃんとある、ずっと空にあるんだ」

清次郎は人に笑われながらも、見えない吹との祝言を挙げる。
そして、里の外れで見えない吹と生活を始めた。
人々は清次郎までおかしくなったかと近寄らなくなったのだが、いつのまにか吹の姿を目撃するようになった。

その後、吹が姿を消してしまうことはなかったという。

芥川龍之介のくもの糸ではないですが、空から糸が垂れてくるっていうのはどんなかんじなんでしょうね。つい掴んでしまうのもわからなくはないですね。
竜巻に巻き込まれたり、ということの例えなのかもしれないですが、ほうき星と組み合わせる辺りが上手だと思います。夜空に星があること自体が不思議なのに彗星はその中でも格別に不思議な存在ですからね。

糸はなくても、夜空を見上げているとつい手を伸ばしてしまうことがあります。
すると本当に空に舞い上がってしまうような、星空に吸いこまれそうになる感覚に陥ることがあります。まさにそんな感覚が天辺の糸なのかもしれません。

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2006年2月26日

蟲師 第18話

「山抱く衣」

ギンコは、裏地に描かれた山の絵から煙が時折上がるという羽織を手に入れる。

その羽織にはちょっと切ない物語があった。

里の山の蚕の紬糸を織って山の草や木で染めた羽織を、塊は姉から餞別としてもらった。
塊は絵師になるため里を出ていった。

なかなか絵を描かせて貰えない修行時代、くすねた絵の具でその羽織の裏地に里の山を描いた。
これが師匠の目に止まり、絵師として次第に認められるようになっていく。

だが、独立した当初はまだ金もなく、絵の具を買う金のために、この大切な羽織を質に入れる塊。
それからほどなく、たにまちもついてとんとん拍子に絵の注文も入ってくるようになった。
絵を描く事に必死で羽織を質に入れていたことすら忘れてしまった塊。

だが、仕事のしすぎか体調を崩してしまう。
そんなとき、ふと里のことを思い出し、久しぶりに帰ってみる事にする。
帰ってみた里は、三年前の地すべりで大きく変わり果てていた。
父は地すべりで死に、姉はその一年後に娘トヨを残して死んだそうだ。
地滑りがあったとき、里では、塊の姉に頼んで塊に文を書いたという。
そのころすでに名が売れていただけに、なんとかしてもらいたかったようだ。
しかし、仕事に追われていた塊は、その文に気付いていなかった。

愕然呆然とする塊。
もう絵は描けないと、里の外れで暮らし始める。
それからしばらくして、トヨを預かっていてくれた叔母が亡くなった。
頭を下げてトヨを預からせてもらう塊。

トヨは5才になるというのに、行動はまだまだ赤子のまま、普通の子よりあきらかに発育が遅れていた。それでも姉の娘である、今の塊にとってはそれこそ生きる目的でもある。
大切に育てていた。

ふと、里の山を見上げると、昔と同じように山から煙が上がっていた。
それが気になった塊は山に入る。

そこで、地面の中からギンコが這い上がってくるのを見る。
ギンコが語るには、あの羽織に描かれた山を探して、やっと辿り着いたと思ったら、急に荷物が重くなって、地面に埋もれてしまったのだという。
やっと這い出してみたら、荷物が軽くなっていた。
どうやら、羽織についていた蟲が消えたからだという。

羽織についていた蟲は「産土(うぶすな)」、土地土地に棲む泥状の蟲。
地すべりでこの地に居られなくなりさ迷っているときに、あのこの山の物で作られた羽織についたのだという。
産土は、その土地の者を守ってくれる守り神でもある。
あの山の煙は産土が昇っていく姿。

乳離れの頃に産土を十分に摂れないと発達が遅れることもある。
トヨもそれが原因の可能性が高い。今からでも土地のものをたっぷりと食べさせれば、いずれ追いつくということだった。

塊は、ギンコのもっていた羽織を返してほしいと頼む。
ギンコは、代わりに、塊が今着ている羽織に、同じ絵を描いてくれと頼むのだった。
そしてその新しい絵の描かれた羽織を、化野先生に売りつける悪いギンコさんでした^_^;

今回は、産土の話。産土という神様がそれこそ、その土地その土地にいるそうです。
そして、土地の者を見守ってくれるそうです。
人間、なんだかんだいって故郷の土、空気、水などが一番体にいいに決まっています。
(汚染されていないのが最低条件ですけど)、それこそ、生活習慣や味覚なども土地土地によって変わるだろうし、そしてどこで暮らすことになっても、最後は故郷を懐かしんで死んでいくものなのではないでしょうか。

今回一番印象深いシーンは、おばあさんが死んだときです。
そのときのトヨのセリフがなんとも切ない。
ばっちゃん冷やっこくなった
ですよ。本当に切ないです。


蟲師 第1~7巻発売中 漆原友紀

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