カテゴリー「もっけ」の24件の記事

2008年3月18日

もっけ 第24話(最終回)

「オモカゲ」

お祖母さんの具合が悪くなり、ずっと床に伏せってしまう。
そんなとき、川でこっちに遊びに来ていたトウゴと出会った瑞生。
彼は、夢の中で春に事故で死んだ父と一緒に遊んでいる川を探していた。
その川の土手には、顔を削られたようなお地蔵さんがあると。

一緒に探してやる瑞生たちだが、どうしても見つからない。
お祖母さんの具合も悪くなるばかりで、不安が募る瑞生。

もう夏休みも終わりという時になり、静流から両親がこちらに来ると聞いて、さらに不安になる瑞生。
そんなとき、高津たちが、お地蔵さんを見つけたと。
そっちに行きたい瑞生だが、お祖母さんのことも気になる。
そこにそのお祖母さんが元気な姿で現れる。
それを見て、お地蔵さんのところへ行く瑞生。
しかしそこは川から離れた場所だった。

瑞生にそっと耳打ちするお祖母さん。お地蔵さんは川からここに移されたものだと。
そして元あった川を教えてくれるお祖母さん。

その川は、まさにトウゴが夢で見た川だった。
さすがに、父の姿はなかったが。

一緒についてきてくれていたお祖母さんの姿が忽然と消えた。
高津たちは、お祖母さんの姿など見ていないと。

涙ながらに、瑞生を抱きしめる静流。お祖母さんを探して泣き叫ぶ瑞生。
ふと気付くと、家で寝ていて、お祖母さんが看病してくれていた。
瑞生が目をあけたのを見て、「ありがとね」と頭をなでて部屋を出て行くお祖母さん。
「お祖母ちゃんここにいて」と頼むも
大丈夫、ずっといるよ」と。
結局出て行ってしまう。

瑞生に逢いにきてくれたのだった。
お祖父さんのところにも、両親のところにも逢いにきたそうだ。

いつかまた逢いにきてくれると、お祖父さん。
ずっと一緒にいたいという瑞生に、
生きていても会えないときは会えないもの、あまり呼んだら疲れるだけ、向うの暮らしになれるまで暫く休ませてやろう。というお祖父さんだった。

最終回はちょっとしんみりするお話でした。

もっけは、まさにもののけが普通に存在するものとして、そんな中での日常を淡々と描いたいい作品だったと思います。
それこそもののけがいなくても成立する話ばかりですし。
いかに日本人が、ちょっと不思議なことをそういうものと結びつけてきたかも。

今回の最終回もそうだが、人ももののけも忘れられたときが本当に死ぬときだと。
誰かが忘れなければ、ずっと生き続けられるものなんだと思います。
逆に、そこに生きていても、誰からも忘れられた存在になってしまったらそれはもう生きているとはいえないと。

そんなことを考えさせられた作品でした。

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もっけ 其の参 icon 2008/3/28発売

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2008年3月11日

もっけ 第23話

「ロクサン」

長く学校を休んでいる長澤さんの家に、信乃と一緒にプリントを届けに行く静流。
長澤の家は、立派な旧家。
その庭で、静流は、キセルをふかしている黒い翁の面をかぶっている妖を見る。

病に伏せる長澤の肩に圧し掛かるような黒い手も。

彼女は一人っ子。この家を守らなければいけない義務がある。それがあの黒い手なのか?

庭にいる妖は屋敷神だというお祖父さん。
住み家に必要な火(竈)を守り、その土地を司る。
荒神、土荒神とも言う。

気性が荒いが、あの屋敷の中心的な存在。
屋敷神は、その土地や家々によって個性があるそうで。

長澤の肩の手は難しく、簡単には治らないとも。

ずっと学校を休み続けるも、医者も原因がよくわからないということで、ついにお祖父さんが長澤の家に呼ばれる。
お祖父さんはそれをロクサンの障りだと。

年回りで身体を巡り病をおこさせるもので、年齢によってだいたい病みやすい部位は数え年を九で割り余りの数でわかると。

九は頭、五七肩にて、二六脇、三一足に、四腹、八股
とりあえず、ロクサン除けをして帰るお祖父さん。

その後かなり回復した長澤は、将来の夢を静流に話す。
それは、一高へ進学して、東京の大学に行きたいと。

お祖父さんは、長澤のロクサンはやっかいでまだ安心できないと。

静流に土用の時期によその屋敷のことにちょっかいを出すと障られるとも忠告する。
土用に土をいじれば土荒神の怒りを買うと。

丑の日は、””のつくものを食べると元気になるという。
それで源内さんはうなぎを土用の丑の日に食べさせるアイデアを想いついたのね。

一緒に一高を見学に行く事になる静流。
佐保に案内してもらってる。
静流はまだ進路を悩んでる。
静流の体質では、一つ処に長くいられないが、ここに愛着もある。

帰り道貧血を起こす長澤。
彼女を送っていたときに、静流は思い切って、屋敷神に彼女への呪縛を少し緩めてあげて欲しいと。
彼女が家を出ていくのを止める為にロクサンの障りをおこしていると考えたから。

長澤は外の世界が見たいだけだと。
しかし、それは逆だという屋敷神。
娘を苦しめているのは人間だと。

静流の中の、人の身体に棲み欲で蝕む、三尸の虫の上尸・中尸・下尸を使って痛めつける屋敷神

この屋敷はこの土地に永々と守り継がれてきた。貴様にはあの娘の本心などわからないと。
例え自由を願うようなことを言ったとしてもそれは、世間の手前。
自由は枷にもなる。仮にこの家を出たところで家を捨てたという罪悪感に苛まれる。
どこに行こうと最後はここを守るために帰ってくる。
それだけ俺たちの絆は強いと。

それではなぜロクサンを障らせた?
家を出たいという想いが本当だったからでは?

それはお前の都合だという屋敷神。
ここを去る仲間が欲しいのかと。

静流は、ここを離れたくないが将来のこをを考えると・・・

結局自分のことしか考えていないのだと言われてしまう。
自分一人では何も決められないのだと。

土に変えてこの土地に残らせてやると、静流を殺そうとまでする屋敷神だったが、お祖父さんの呪符のお陰でなんとか助かる静流だった。

迎えに来てくれたお祖父さんとの帰り道、たまには腹の中の想い(虫)も曝したほうがいいと。
夏土用は虫干しにいいと。

お前がどこに行こうが、俺はここを守ってるとだから、安心して、後悔しない選択をしろと。

荒神と庚申って関係あるんですかねぇ?

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もっけ 其の弐 icon 2008/2/22発売

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2008年3月 4日

もっけ 第22話

「イナバヤマ」

猫のミケさんと一緒にいた猫の尻尾が二又、そして後ろ足2本で立ちあがり、静流のほうを睨んだ。
思わず怯んだ静流だった。そして、すぐにその猫は姿を消し、ミケさんまでもが姿を消した。

それから1週間たってもミケさんは家に戻ってこない。
猫は死を悟ると人の前から消えると学校で聞いてきた瑞生は泣きじゃくる。

そんな瑞生と静流を落ちつかせるため?
お祖母さんが猫が帰ってくるおまじないを教えてくれる。
猫のお皿の下に短冊を置く。
その短冊には『たちわかれ いなばの山の 峰に生うる 松とし聞かば 今帰り来む

いなば山とは猫が集まる山と言われている。山で修行して戻ると位が上がるとも言われてるそうで。
中には化け猫になるものもいると。あの猫は化け猫?

自分たちには大切なミケさんだが、ミケさんにとって自分たちはどうなのだろうと考えてしまう静流。

そんなとき、あの化け猫に瑞生が出会い、静流に伝言を伝える。
夕刻北山の外れの観音堂に来たれば案内してさしあげると。

化け猫の声、野沢雅子さんだよ。

静流は意を決して行ってみる。
静流を案内しながら、どんどん大きくなっていく化け猫。
ミケさんは山のふもとの里での湯治が目的だと。

そしてこの門の先にいると、一緒に帰ろうと言ってやれば喜ぶと。静流を促す。

越えていいのか悩む静流。猫には猫の世界があるというお祖父さんの言葉が甦る。

そこにミケさんに瑞生がつけた鈴の音が聞こえたような気がした。

結局門を越えず、気付くと観音堂にいた静流。
なぜ言ってやらなかった?と化け猫。
「やっぱり私たちのいる世界じゃないから」

死を悟って姿を消すというのは違う。本当に安全な場所に行って養生する。人を信用していない証し。
あやつも例外ではない、と化け猫。

それでもいい。私たちにとっては大切だから。
それほどに思われているとは妬ましい、と消える化け猫。

そこに探しに来たお祖父さん。
曰く「たまにミケがいなくなるのは強くなるため。お前らと長く一緒にいるために」
そう言われて、嬉しくなった静流だった。

家に帰ると、ミケさんがちゃっかり戻ってきていた。

「ありがとう」
と呟く静流だった。

もしあのとき、門の先へ行っていたら、もしかしたらミケさんは帰ってこなかったかもしれない?

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もっけ 其の弐 icon 2008/2/22発売

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2008年2月26日

もっけ 第21話

「テオイモノ」

柔道にも慣れてきた瑞生。久佐子の一緒に頑張ってる。
瑞生は、昇級試験で3級(緑帯)を受けてみることに。

帯の色を説明する為だけに、おやつにジェリービーンズがあったとしか思えないけど^_^;

5人で総当り戦をして2勝すれば合格。1勝以下でも試合内容で合格が決まる。
しかし、瑞生と同じ3級受験組に、本当なら1級くらいの力があると言われている合田がいた。
普段は本気を全然ださない合田。
合田はあっさり2勝して合格を決めた。
瑞生は、1勝1分1敗で最後の試合に3級をかけることになるのだが、その相手が合田になってしまう。

その合田が、負けてやろうかと声をかけてくる。
それを断った瑞生。
しかし合田は試合でやっぱり本気を出さず、瑞生に押さえ込まれて負ける。
誰の目にも合田が手を抜いたことは明らかだっただけに、3級に合格しても全然嬉しくない瑞生。
そればかりか悔しさばかりが胸に残る。

悔しくて緑帯すらしない瑞生。稽古にも熱が入らない。
みんなにも、合田のお陰で緑帯になれたのに、みたいに言われて、それなら強くなってみんなを見返してやると。

そんな瑞生に、手負いの蛇が憑いた。
がむしゃらに稽古する瑞生。そんな瑞生に憑いている不気味な蛇に驚く静流。
お祖父さんは何も言わずに、瑞生に蛇除けの札を渡す。
たちの悪い執念だそうで。

そんなとき、あまりにも強引な瑞生のせいで、上村がケガをしてしまう。
コーチが上村について道場からいなくなったところに、合田が遅刻してくる。

その合田に試合をしてくれと頼む瑞生。
技ありを取られるも、その後の一瞬の隙をついて足を払って、合田に膝をつかせることができた瑞生。
しかし、本気になった合田にあっさり一本取られる瑞生だった。

それでも、豪快に投げられて自分の弱さを実感して清清しい瑞生だった。
憑いていた蛇もそれで自然に消えて行った。

合田は稽古してる瑞生を見て興味を持って、コーチに頼んで3級を受けたのだそうで。
「強くなるよ」と言ってくれた。

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もっけ 其の弐 icon 2008/2/22発売

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2008年2月19日

もっけ 第20話

「カミナリガリ」

お墓参りしたときに出会った青年・中原。
獣医を目指して東京の大学で勉強中らしいのだが、どうやら迷ってるようで。

雷を見て、子供のころこっそり飼っていたクロを思い出す中原。
そのクロがなんという動物だったのか、実は未だに分からなかったりする。

図書館で調べているとき、静流と再会。

昨日の落雷で、焼け焦げた動物がいるという話しになって、雷獣を思い出す静流。
雷のとき空を飛びまわったり、雷と一緒に落ちてきたりする動物と言われている。

夏に山のあちこちにあいた穴から首をだして乗ることが出来そうな雲が来たら飛び乗る。
そうすると雷が起こるとも言われる。

そんな雷獣に興味を示す中原。
クロは雷獣だったのではないかと。

最近ぶどう園が正体不明の動物に荒らされる事件が多発。
その動物にも興味を持つ中原。やっぱりクロではないかと。

子供のころ飼っていたクロは、なぜか雷がくる前になると酷く暴れたことだけは覚えているそうで。
あまりに気味が悪くなって、隠れて飼っていたポンプ小屋に閉じこめたまま逃げてしまったのだが、その直後に、落雷でそのポンプ小屋が燃え落ちてしまった。
焼け跡からはなぜかクロの遺体は見つからなかった。だから、雷獣だったらと・・・

ぶどう園を荒らした犯人が罠にかかった。
その正体は、ハクビシンだった。

傷の手当てをしてあげる中原。

獣医になるかどうか迷っていた中原だが、クロのことを思い出して吹っ切れたようだ。
そんな中原に、お祖父さんは、クロは本当に雷獣だったのかもしれないと。
それこそ、ハクビシンも雷獣の正体の一つだったりするらしい。

消えたクロをずっと追える中原なら獣医という夢もずっと追い続けられると。

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もっけ 其の弐 icon 2008/2/22発売

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2008年2月12日

もっけ 第19話

「メクラベ」

夏休み静流は予備校の合宿へ。
瑞生は、薫に教わった柔道を続けようと町の道場へ通い始めた。
しかし、道場の練習試合でいきなり骨折してしまう瑞生。とはいっても鎖骨にひびが入った程度の軽いものだったが。

それでも強くなりたい瑞生は道場に通い続けるのだが、練習できずイライラは募るばかり。
そんなとき、不法投棄されたゴミの中から、頭蓋骨をみつけてしまう。

個人的には、最初に蹴っただるまのほうが不気味な顔だったけど^_^;

その頭蓋骨が瑞生に話し掛けてくる。
出してくれてありがとう、お礼でもしようかと。
憑いたり呪ったり占ったりできるそうですが^_^;

相手にせず家に帰る瑞生。お祖父さんにはこのことを話した。問題無いかもしれないがなるべく近寄るなと言われたのだが・・・

なぜか頭蓋骨のいる場所へまた来てしまった瑞生。
頭蓋骨は、瑞生に憑かれる隙があると、そして俺ならそれを埋めることができると言い出す。
それで、憑かれなくなる特訓開始^_^;

とにかく胆力をつけろと。度胸がある奴には入り辛いと。そして憑かれてもそれに負けない精神力を持てと。

あの巨大目玉オヤジが気になるな^_^;

友達と歩いてるときに、なにかに憑かれそうになった瑞生だが、気迫で退散させた。
これに気をよくして鍛錬はさらに続く。

静流が合宿から帰ってきたので、頭蓋骨のところへ連れていく瑞生。
瑞生はたいしたことのない相手だと思っていたのだが、静流には、その力が見えた。
凶悪な本性を見てしまい恐怖する静流。

正体を知られた頭蓋骨は、瑞生に憑いて身体を乗っ取り、静流の首を絞めようとする。

その力に必死に対抗する瑞生。
なかなか強い心を持っていると、少なくとも俺はお前に憑く気にはなれないと離れる頭蓋骨。

これこそ最後の鍛錬だったような気もするな。
静流を殺すわけにはいかないから、それこそもてる力すべてを使って対抗するだろうからね。

そしてそのまま山へ帰ると去っていった。

胆力を鍛えたおかげか、ケガもかなり早く治った瑞生でした。

お祖父さんが見に行ったときに頭蓋骨の本当の姿に気付いていたはずなんだけど、ほうっておいたのは、悪意がなさそうなことを感じたのだろうか?

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2008年2月 5日

もっけ 第18話

「バタバタ」

お祖父さんの友達でもある神社の宮司さんをしている大垣さんのところへ遊びに行く、静流と瑞生。
そこの一人娘の薫さんは幼なじみでもある。
で薫さんは柔道をやっていると。

そんな薫の首に絞め落とそうとしているように巻きついている手が見える静流。

その神社には石が持ちこまれていて、その石きてから夜中にバタバタという音がするようになったと。
実際、静流もその音を聞いた。

お古の柔道着を貸してくれて、瑞生に柔道を教えてくれる薫。
柔道は楽しくやればいいという薫だが、その自分は、高校の部活を休んでいたりする。
高校では勝つことが目標であり、楽しくなくなってしまったようだ。

それでも一人で朝練していたりする。

あのバタバタという音が畳を叩く音に似ている、その音のせいで柔道を思い出してしまう?
きっぱりやめれば音も聞こえなくなると思う薫だが、そこに、興味本位で石に触って憑かれた瑞生がやってくる。
あの音はわしのせいではないと。
石がきっかけではあったのだが、柔道への薫の想いが、呼び寄せて音をならしていたと。
まさにこの音は薫がずっと叩いてきた畳だと。
このままでは、こ奴らに食われるぞ。

我を祀ればとりなしてやるという石。
何が分かる、と瑞生ごと投げ飛ばす薫。

石もこれで瑞生から出ていき、これで吹っ切れたのか、薫の首に巻きついていた手も消えた。

石は結局、お祖父さんが預かることになった。
そして、薫は高校の柔道部は辞めたそうだが、町のクラブに入って楽しみながら続けているそうだ。

瑞生は憑かれていた記憶がないようだが、実は大活躍だったりする^_^;

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もっけ 其の壱 icon 2008/1/25発売

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2008年1月29日

もっけ 第17話

「スダマガエシ」

夏休み、近所の日吉のおばあちゃんの孫の一真が遊びにくる。
一真は小学一年生で、それこそ近所に遊び相手がいないので、こちらにくるといつも瑞生が相手をさせられることに。

で、虫取りに付き合わされる瑞生。
神社に来てちょっと不安な瑞生。御神木を見て、木霊が宿ってることを思い出す。
木霊が宿るのはその木が選ばれるにたる強い個性を持っているからだという。

なんでも他人の真似をしたがる一真、瑞生のお守りを見て欲しがる。
しかたなくこっそりと中のお札だけ抜いて外の袋だけを渡す瑞生。

偶然高津たちと逢って、奥へ誘われるも小さい子と言われて、天の邪気な一真が逆方向へ走り出してしまう。
それを追い駆ける瑞生だが、途中で転んでしまってお札を落としてしまう。

そして見つけたのは、御神木よりも立派な大木。
そこから犬のような木霊を感じたと思ったら、瑞生は気絶してしまった。

高津たちが知らせてくれて、お祖父さんと静流に助けられる瑞生。
とくに異変はないように見えたが、静流には、瑞生の腕に絡まるものが見えた。

どうやら木霊に魅入られたらしい。

あの大木には個性があった。自分にはあるのか?そんなことを考えてしまう瑞生。
そんな瑞生に木霊が語り掛ける。
我こそ汝なり。供にあろうぞ。

そして瑞生が消えた。
大木の下で木霊に囚われる瑞生。

探しにきたお祖父さんと静流。
そのお祖父さんが荘子の斉物論に魍魎影に問う(罔兩問景)という話を。

魍魎とは、影の外っぷちにできる薄い影のこと。
こいつが濃い方の影に文句をつけたそうで
「お前は歩いたかと思ったら止まるし、坐ったかと思うと立ち上がる。 まったくなんでそんなに自主性がねぇんだ」と
すると影は答えた
「確かに俺は主人の言うとおりに動いているのかもしれないが、俺の主人だって果たして自分の意思で動いているかどうか分からないのだ。俺が止まったり、動いたりするのは蛇がうろこによって動き、蝉が羽によって動くのと同じかもしれない。どうしてそうなるか分からないのだ」

惡くんぞ然らざる所以を識らん(いづくんぞしからざるゆえんをしらん)
どうしてそうなるか分からないがこれですね。

つまり自分というものは他者との関わりがあって初めて生まれてくるもので、多くの他者があってこその自分だと。
だから元々ないものを見つけようとしても仕方がない。
何れ多くの者と接することで分かるものだと。

木霊の隙をついて、瑞生から木霊を離すお祖父さん。
木霊は「いつかまた戯れよう」と瑞生から大木へ戻って行った。

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2008年1月22日

もっけ 第16話

「ソラバヤシ」

音楽準備室から音楽が聞こえる静流。
その音楽に合わせて踊ってるあちらのものを見掛けたりしてる。

音自体は悪いものじゃないと言われるのだが。

音楽準備室には先客がいて、古関さんというらしい。
彼女は最近転校してきたばかりだが、あまりいい噂を聞かない。

でも彼女にもなんとなく、ここの音楽が聞こえるらしい。
それで落ちつくとここに入り浸ってるようで。

そんなこんなで仲良くなる静流。

彼女は、吹奏楽部にいたときもあったそうだが、音楽性の違いで辞めることになったそうだ。
彼女はどうやら色々な民族音楽のようなものが好きなようで。

仲良くなったのはいいが、古関にはやっぱり悪い噂が絶えない。
まして、古関に黒いものが憑いてるのを見てしまう静流。

その次の日から学校にこなくなった古関。
そして、音楽準備室の音楽も聞こえなくなってしまった。

ある時、ふと音楽準備室に足を向ける静流。
そこには、また音楽があった。
あの黒いのもいた白いのと同じものだったようだ。
他のものも沢山いた。そして、その中心に古関を感じる静流。
そして、周りには瑞生や友達の気配も。楽しい時間を過ごす静流。

だが、お祖父さんとお祖母さんの気配を感じて、我に帰る静流。
楽しい時間はもう終わり。家に帰る静流だった。

とっても楽しい時間だったことは確か。
たまにはこういうものもいい。
だが、入りこんでしまっては帰ってこれなくなる?

しばらくして、古関も学校に音楽準備室に戻ってきた。
ここの音楽を聞いてる分には楽しい。
ただの空虚なものにしてしまうかは心がけ次第。

このところ、こんなネタが多いですね。
あちらのものでも、付き合い方次第ですよと。

何かにのめりこみすぎるのは危険かもしれないけど、何でもそこそこ、程ほどっていうのもちょっと寂しい気もしますけどね。
要はON/OFFの切り替えをしっかりできる人間になれってことなんでしょうけど。

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2008年1月15日

もっけ 第15話

「ミノムシ」

梅雨の季節にはなぜかあちらのものを多く見掛けるので、ちょっと気が滅入る静流。

雨の夜に見た女の姿を文章にしてる静流。
表現がリアルだと評判になるのはいいけど、ホントに見たものだとは言えない静流。

友達にも言えない事をまったくの他人に言えるはずもなく、とある家に気味悪いくらい赤い旗が沢山翻ってるのを見ても、きっと近いうちになにか悪いことが怒るんだろうとは思ってもその家の人それを話すこともできず。

見えるということはどういうことなのか。
見えてるものがなんなのか。
自分で考えて行動しろとお祖父さんに言われても、どうしていいのかわからない静流だったりする。

あの家で火事があったと聞いて、またショックをうけたりもしてる。

そんなとき、雨の中、蒼白い炎にまとわりつかれる静流。
陰火だと気付き、払うともっと増えることから、怯えずにただ受け入れてみた。
そうしたら、幻想的な炎がすごいきれいなことに気付く。

車が跳ね上げた水で消えてしまったのだが。

この炎はミノムシとかミノビとか呼ばれるものだったらしい。
いわゆる雨の中の怪火。
ただそれだけ。

見えることは嫌なことばかりじゃない。
でもいまはまだ、見えることを話せるのは妹の瑞生だけだったりする。

いつか話せるようになる日がくるのだろうか?

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